下戸は克服するべき？知っておきたいアルコール耐性の高め方

下戸の人にとって、いわゆるアルコール耐性を高める方法は
ずばり1度は気になったことがある部分ではないでしょうか？

筆者自身もまた、以前はお酒が飲めない下戸の1人でしたが
都度、一定量の飲酒はできるようになりたいと考えていました。

人の体は千差万別、誰にでも当てはまる下戸の克服方法を確立するのは
まさに至難の業ですが、万が一を考える意味でも、可能な範囲では
やはりある程度のアルコール耐性をつけておきたくなるものー

そこで、こちらでは、そんな下戸のアルコール耐性の高め方と
下戸克服の必要性の有無を、それぞれご紹介しています。

そもそも下戸は克服するべき？

そもそも、下戸そのものは、克服するべきであるのかどうか
気になる部分ですが、克服できた方がベターである背景としては
主に以下の2つが挙げられます。

万が一に備えて

社会人として、外飲みという、飲みの席や宴会など
お酒を嗜む場にいる以上、いくつかのリスクが伴いますよね。

ノンアルコールを注文したけれど、誤ってリキュール入りの
ドリンクが届き、薄さに気づかず飲んでしまったり
大丈夫だと思って頼んだアルコールで中毒症状が出てしまうなどー

大原則として、アルコールアレルギーは問題外になるので
まずは頼まない・参加しないという選択をしておきたいところですが
大人であればこそ、急遽のシチュエーションは、意外にも避け難いもの。

そんな時に、慣れない飲酒で失敗や事故を起こしたり
雰囲気に合わない言動を取らないためにも、ある程度
お酒を嗜めるのと、そうでないのとでは、精神面で大きな差が生じます。

徐々に下戸への意識も変化している時代ですが、だからこそ
万が一の場合を考える時、わずかでも飲める体質に近づけておくことは
最悪の事態を防ぐ、防御策とも言えるのではないでしょうか？

楽しみたい気持ち

人はお酒に限らず、ある程度の自我が生まれた時点で
何かに挑戦したい、という願望や意志が育つものですよね。

思春期を超え、成人になり、大人として社会に出る時
改めて、自分もお酒を飲みたい、味わいたい意志があればこそ
克服したいと思うのは、自然なものであると言えます。

飲みニケーションは一昔前のもの、と捉えられがちな昨今ですが
とはいえ、地域性や土地柄によっては、事実
オトーリをはじめとする飲みの文化が伴っている、日本ー

コミュニケーションに幅を持たせたい、お酒を楽しみたい
そんな気持ちや希望があるのであれば、身内のアレルギー傾向や
医師への確認を踏んでから検討する方が、精神衛生上は良いと言えます。

もちろん、そこでアレルギーや病気などが判明するケースもあるため
自分の体や大切な人の心身を、無理強いさせることだけは無いよう
この部分だけは、メリハリをつけて判断しましょう。

基本的なアルコール耐性の高め方とは？

では実際に、アレルギーや遺伝的に問題が無いことを大前提として
基本的なアルコール耐性の高め方についてご紹介していきます。

段階を経ていく必要はありますが、実践方法としては
至ってシンプルな流れです。

まずは、気になる味やテイストのノンアルコール飲料で
アルコールに近い味の雰囲気を把握しましょう。

人によっては、ノンアルカクテルなどでも、お店であれば
雰囲気で酔える人もいるので
ノンアルコールでも、決して侮る必要はありません。

次に、味わい方の雰囲気を掴めた段階で、度数の低い
ホッピーやチューハイ(3％までのもの)を購入または注文してみましょう。

1日のうちに、ノンアルコールと低アルコールを飲む必要はないので
初めのうちは、別日に分けて飲んでみるのがオススメです。

基本的に、3％までのアルコール耐性をクリアできれば
飲みの席で困る事はほとんどありませんが、自分の体質を理解する意味で
可能であれば、さらに別の日に、ビールまで試飲してみましょう。

ビールは、基本のアルコール度数が5％となっているので
少々割高ではありますが、250mlの缶ビールを飲み切れれば
一般的な下戸の許容範囲における耐性を付けられたと言えます。

無論、その中においても、急性アルコール中毒や
アレルギー反応が発症するリスクは否定できません。

アルコールを摂取する時は、原則として同量か倍程度のお水を
意識的に飲んだり、おつまみなどの食事を摂るのも
非常に大切な心がけであると言えます。

だからこそ、まずはあくまでも、「お酒は程良く嗜む程度」を目標としつつ
無理は御法度で、常に自分の心身、あるいは周囲の人とも相談しながら
その都度、自分のペースに合った飲酒感覚を認識してみてくださいね。

無理なく適度にお酒を味わうということ

ご紹介してきた、下戸にまつわる、アルコール耐性の高め方や
その克服の是非について、少しでも今後の参考にしていただけましたか？

お酒を飲むという場面において、一番大切なのは
あくまでも無理・無茶をせず、適度に味わい楽しむことー

だからこそ、ぜひあなたも、下戸・上戸に関わらず
その克服に関する捉え方や、アルコール耐性の高め方について
今一度、ご自身にも問いかけてみてはいかがでしょうか？