下戸の基準とは？知っておきたいお酒が飲めない人の傾向をご紹介

下戸、いわゆるお酒が飲めない人の存在については
長らく日本でも、賛否両論が繰り返されてきました。

上戸・下戸は、体質的にもお互いの感覚を理解することが困難であり
その度に不安や苦い経験をしてきた、なんて人は少なくありません。

そこで、こちらの記事では、日本における下戸と呼ばれる人の
基準と傾向・特徴について、それぞれご紹介しています。

自分は下戸であるのか、上戸と言って差し障り無いのかー
気になるあなたは、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

そもそも下戸の基準とは？

では初めに、下戸と呼ばれる人の4つの基準について
いくつか基本的な部分を確認しておきましょう。

日本人の下戸に最も多いパターンとしては、お酒を飲めるが弱い人
いわゆる、決して上戸とは呼べない体質の人です。

ビール1杯程度でほろ酔いになる、時間をかけながら
ハイボールを味わう、寝酒の経験がある人もまた
この部類に当てはまるものと言えます。

次に、匂いだけで酔う人、アルコールアレルギーを持つ人も
下戸の基準の1つとして、値する体質になります。

こちらの場合、原則として体が受け付けない証なので
まずお酒やアルコールを飲まないに越したことはありません。

また、お酒の席においても、参加する上では、可能な限り
信頼できる人、少人数までのものに止めておくようにしましょう。

3つ目に挙げられる下戸のパターンは、比較的少数派の
飲めるがお酒の味が嫌いな人です。

麦芽や梅、炭酸が苦手など、アルコールを含む、お酒の味そのものに
抵抗がある場合も、味覚上の下戸であると言えます。

そして、4つ目の基準としては、妊娠や出産、あるいは
病気やドクターストップといった、健康面・医療面から
飲めなくなった人も、歴とした下戸に含まれます。

下戸に値する人の基準を知ることで
これらのケース以外の可能性にも、意識を向けやすくなるもの。

お酒での失敗から、トラウマを抱えないようにするためにも
まずは、下戸に該当する基準を押さえておきましょう。

お酒が飲めない人の傾向・特徴について

そんな下戸の基準を踏まえた上で、やはり気になる部分と言えば
お酒が飲めない人・弱い人が持つ、分かりやすい傾向・特徴ではないでしょうか？

次にお伝えしていくのは
下戸・お酒が飲めない人の基本的な傾向や特徴です。

こちらでお伝えするポイントもまた、どれも下戸の人には
よくある情報となっているので、今後のコミュニケーションのためにも
ぜひ最後まで、チェックしてみてくださいね。

遺伝によるもの

最も認知されている特徴としては、親、または比較的近い身内が
アルコールアレルギーを含む、下戸の体質であるというもの。

重度のアレルギー体質であれば、死に至るリスクもありますが
軽度であれば、自覚症状に気付けないこともあるので
不安な方は、ぜひ事前に検査しておくのがオススメです。

アレルギーによるもの

こちらも、遺伝による影響が非常に大きな部分ですが
稀に、遺伝しない形でアレルギー有りの反応が見られる場合もあります。

アレルギーと一口に言っても、アナフィラキシーを起こす
重度なものから、飲めるが強くはない中軽度のものまで
幅広いケースが考えられます。

チューハイ1杯以下で泥酔する、記憶が無くなるなど
極端な飲酒後の経験がある方は、改めて
自分の体質を確認しておきましょう。

病気・ドクターストップによるもの

いわゆる生活習慣病や肝機能に関わる病気、あるいは
心不全などの心疾患・血管系を含む基礎疾患の診断を受けた方も
その多くの場合、下戸にならざるを得ないと言えます。

一定期間の断酒・禁酒を越えると、意識・無意識を問わず
飲む量が減る、飲めなくなる、といった体質に戻りやすくなるのは
人の体が持つ自然反応の1つでもあるもの。

人間ドックや健康診断の結果から、健康促進や保険の特典
あるいはダイエットなど、ドクターストップがかからずとも
断酒に挑む方は少なくありません。

妊娠を含む子育て期間によるもの

子どもを育てている期間を含めて、妊娠・出産を経験される女性の多くも
いわゆる下戸になりやすい傾向があります。

上戸ではない人に限って、この機会にお酒と距離を置く人は
少なくありませんが、お酒が好きな人は、例外的であると言えます。

下戸であってもお酒が好きな人は、重要な子育て期間を終える頃から
飲酒を再開される人も、一定数いらっしゃるので、あくまでも
バランスを取りつつ、適度なリフレッシュにしておきましょう。

下戸・お酒が飲めないというハードルを知ろう

ここまでご紹介してきた、お酒が飲めない下戸の人による
基準とその傾向や特徴について、少しでも参考にしていただけましたか？

お酒が飲めないというのは、相応の理由や背景があるからこそー
今まで飲めていても、ある日を境に体が受け付けなくなった
なんてケースは、決して珍しいものではありません。

健康的にアルコールを楽しむためにも、ぜひこの機会に
あなた自身のお酒に対する傾向や特徴も
今一度、確認してみてはいかがでしょうか？