飲めるようになりたいと思ったら?目的と体質を分けて考える
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お酒が飲めないとき、「飲めるようになりたい」と思うことはあるかもしれません。
ただし、その気持ちと、身体がアルコールにどう反応するかは分けて考える必要があります。
飲み会で話したい、料理を楽しみたいなど、飲酒への関心の背景にはいろいろな希望があります。
その希望をかなえるために、必ず飲めるようになる必要があるとは限りません。
今回は、飲めるようになりたいと感じる場面を例に、その目的を整理し、飲む練習をしない付き合い方を考えていきます。
下戸を克服したいあなたはもちろん、お酒が飲めるあなたにも
下戸の人との付き合い方を、より円滑にする意味で
ヒントにしていただける内容にまとめてみました。
飲めない体質を努力不足と考えず、飲まない選択も含めて、あなたがどう過ごしたいかを考えるきっかけにしてみてください。
飲めるようになりたいと思う理由

まずは、根本的になぜ、下戸を克服したい、あるいは
お酒が飲めるようになりたいと思うのかー
ここでは、会話、味への関心、つらい飲酒経験という場面を例に考えてみましょう。
誰かが飲めるようになったという実績や、すべての人に当てはまる体験談を示すものではありません。
お酒の席を楽しみたい
例えば、自分もお酒の席を楽しみたい、と思う場合があります。
その楽しみたい内容が、飲むことなのか、食事や会話なのかを分けてみましょう。
友だちをはじめ、恋人やパートナー、あるいは会社での人間関係から
なるべくスムーズにお酒を飲みたいと思うのは
コミュニケーションにおいて、自然な心理ですよね。
飲めない人が、周囲への負担を減らすために飲めるようになる義務はありません。
飲まない希望を伝えながら、会話や食事に参加する方法もあります。
気になるお酒を見つけた
気になる銘柄や香りを見つけて、どんなものか知りたくなることもあるでしょう。
興味があることと、そのお酒があなたの体質に合うことは別です。
一つの飲み物を口にできた経験から、ほかの種類も安全に飲めるとは判断できません。
次々に試して、飲める種類や量を増やす練習をする必要はありません。
商品やメニューに目が留まったら、飲むことを急がず、材料やアルコール分について知るだけでも構いません。
お酒で失敗した経験から
事故や体調不良などのつらい飲酒経験があっても、さらに飲んで慣れることを再発防止策にはしないでください。
気になる反応や、飲酒を調整できない困り事は、医療機関へ相談しましょう。
帰りに車を運転する人は、飲酒を避ける必要があります。
飲める人かどうかにかかわらず、帰り方を先に決め、お酒を飲まない選択を大切にしましょう。
飲酒後に強い眠気やふらつき、嘔吐などが出ることがあります。
呼びかけに反応しない、呼吸がおかしいなどのときは、救急車を呼び、一人にしないでください。
こうした経験を、下戸の人だけの失敗や、飲み慣れるために必要な段階として扱わないことが大切です。
失敗するまで飲んで、自分の限界を確かめる必要はありません。
飲む練習をせずに食卓を楽しむ選択肢

ここからは、飲めるようになる訓練ではなく、飲まないまま選べる飲み物や、参加の仕方を整理します。
この部分についても、改めてご紹介していくので
ぜひ、今後のヒントにしてみてくださいね。
ノンアルコールをそのまま楽しむ
ノンアルコールの飲み物やモクテルは、アルコール入りへ進むための段階ではありません。
アルコールを含まないことを確かめ、その一杯を楽しむために選べます。
昨今のノンアルコール商品は、本来のアルコール商品に
負けずとも劣らないクオリティを誇っているからこそ
この選択肢があるとも言えます。
お店で選ぶ場合も、飲まない希望を伝え、使われる材料を確かめましょう。
お酒に近い味や雰囲気を経験しなければならないわけではありません。
低アルコールや少量を安全の基準にしない
低アルコールのお酒にも、アルコールは含まれます。
飲めない人が、度数の低いものから少しずつ飲んで慣らす方法は勧められません。
氷や炭酸で割っても、元のお酒に含まれるアルコールの量が消えるわけではありません。
味の刺激を感じにくいことを、安全の基準にしないでください。
缶が小さくても、少量なら誰にでも安全という意味ではありません。
飲み切ることを目標にせず、飲めない人はアルコールのない飲み物を選んで構いません。
自宅でも無理に試さない
自宅は周りの目を気にせず過ごせる場所でも、飲酒による身体への影響が小さくなるわけではありません。
自宅で体を慣らす練習をする必要はありません。
一人の時間にも、親しい人との食事にも、アルコールのない飲み物を選べます。
過ごす場所や相手に合わせて、無理に飲酒を始めなくてよいのです。
飲む量を増やしたり、止めるタイミングを知るために酔ってみたりする練習は避けましょう。
飲まない意思と、自分の体調を優先してください。
少人数でも飲まない意思を共有する
人数が少ないことや、身近な人が同席することは、飲めない人の飲酒を安全にする条件ではありません。
同席する人には、飲まない希望や避けたい成分など、必要なことを伝えられます。
飲めるようになる練習に付き合ってもらう必要はありません。
送迎を頼める相手がいても、飲酒の影響がなくなるわけではありません。
帰り方の相談と、自分が何を飲むかは分けて考えましょう。
事故や体調不良を、飲酒の経験を積むための課題にしないでください。
誰かと一緒でも、飲めない人が無理に飲む必要はありません。
飲む量より自分の希望を大切にする
ここまで、飲めるようになりたいと思う理由と、飲まないまま選べる付き合い方を整理してきました。
下戸は、本人の努力不足や人付き合いの欠点を表す言葉ではありません。
飲む量で、自分や相手の価値を判断しないようにしたいですね。
他の人が飲めるようになったという話を聞いても、同じ方法があなたの体質に合う保証にはなりません。
体質や健康上の条件、本人の希望を大切にしましょう。
お酒との付き合い方を振り返るときは、飲める量を増やす方法だけを探さなくてよいのです。
飲まない選択も含めて、あなたが楽しみたい時間を考えてみてください。
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